こんにちは。
北海道旭川でホームページ制作やMEO対策を中心にWebマーケティングを行っている、岩間創作室です。
新しく事業を始めようと思っている方、既に起業・開店した方、「ホームページは必要なのか?」と疑問に思っていませんか。
開業直後は、資金や時間に余裕がなく、他にも準備すべきことが多いため、ホームページは後回しにしがちです。しかし、ほとんどの人がスマホを持ち、インターネットが主流の現代において、ホームページを持つことはビジネスの信頼性や集客において大きな役割を果たします。
本記事では、新規開店や起業時にホームページが必要かどうかを検討し、どのような効果があるのかを解説します。
企業や店舗のホームページの役割とは?
ホームページは単なる「会社の紹介ページ」ではなく、24時間365日、企業の情報を発信し続けお問合せを受け付ける営業ツールであり、企業やサービスの価値を見せるブランディングツールです。
特に、新規開業時には以下のような役割を果たします。
信頼性の向上
- ホームページがあることで、企業の実在性を証明し、信頼を得やすくなります。
- 会社概要や事業内容、実績を掲載することで、顧客が安心して問い合わせできる環境を作ります。
集客と販促
- 営業時間、所在地、提供サービス、料金など、顧客が求める情報を24時間いつでも発信できます。
- 顧客の声やレビューを掲載することで、顧客との信頼関係を築くことができます。
- ブログや事例紹介などを通じて、ターゲット顧客に役立つ情報を発信することで、興味を引き、顧客獲得につなげることができます。SEO対策を行うことで、Googleをはじめとした検索エンジン経由の集客が可能になります。
- SNSや広告と組み合わせることで、より多くの顧客にリーチできます。
問い合わせや予約の受付
- 問い合わせフォームや予約システムを導入することで、営業時間外でも顧客対応が可能になります。
- 特に若年層は電話を避けるため、オンライン上で予約できることは重要です。
- よくある質問(FAQ)ページを設けることで、顧客の疑問を解消し、顧客満足度を高めることもできます。
ブランディングと差別化
- 自社の強みや独自性を明確に打ち出すことで、競合との差別化を図れます。
- 「おしゃれ」「信頼感がある」「親しみやすい」など、企業イメージを非言語的にデザインに反映できます。
- 商品サービスに合う適切な顧客を呼び込むことができます。
採用活動
- 企業の理念やビジョン、事業内容、社員インタビューなどを掲載することで、求職者に企業の魅力を伝えることができます。
- 募集要項や応募フォームを掲載することで、効率的な採用活動を行うことができます。
ホームページはいつ作るべきか?
新規開業時のホームページ制作には、主に以下の3つのタイミングがあります。
1. 開業前に制作する
メリット:
- 事業の告知が早くでき、オープン前から集客を始められる。
- 検索エンジンに早く認識されることで、SEO対策の効果が出やすい。
- 投資家や取引先に事業計画を伝えるツールとしても活用できる。
デメリット:
- 事業内容が固まっていない場合
- 具体的に掲載できる内容がなく、ぼやけた印象になってしまう
- のちに大きな改修が必要となる
- 売上がない時期に費用が発生する
事業内容が固まっている場合、ホームページは作った方が良いと言えます。資金が少ない時期でもありますので、1ページのみの必要最低限の内容で作り、のちにページ数を拡充する手も考えられます。
2. 開業後すぐに制作する
メリット:
- 事業の方向性が明確になってからホームページを作れる。
- 実際の顧客の声を反映しながらコンテンツを作成できる。
デメリット:
- 開業後のため、プロモーションとしては出遅れ状態になっている
3. しばらくしてから制作する
メリット:
- 売上が入ってから制作することができる
- 実際の顧客の声を反映しながらコンテンツを作成できる。
デメリット:
- 開業後のため、プロモーションとしては出遅れ状態になっている
- 競合に遅れを取る可能性がある
- すでに名刺やチラシを配布していても、問い合わせ先としてのホームページがないと信頼を得にくい
ホームページが特に必要な業種
業種によっては、ホームページの重要性がより高まる場合があります。
- BtoB企業:
信頼性の向上や商談の獲得に必要です。ホームページがないと、そもそも稟議に上がることなく候補から除外されてしまう可能性があります。稟議に上がるのはわずか数社です。お問合せが来るまでに振り落とされないよう、十分な内容を掲載しておく必要があります。 - 飲食店(特に高価格帯や大人数が入る店舗):
メニューや店舗情報を掲載し、来店を促します。
ひとりでふらっと入る飲食店の場合はホームページよりもGoogleマップに注力すべきですが(詳しくはMEOのページへ)、高価格帯で記念日や特別な人と訪れる店舗、あるいは一人あたりの単価は高くなくとも宴会など大人数での用途の場合、ホームページは重要です。 - 美容・サロン:
予約システムや施術例を掲載し、集客を強化します。
当然ですが、どのような施術ができるか、技術を持っているか、写真やイメージで訴求することが非常に重要です。なお、クーポンを載せすぎると、クーポン目当てのリピートしない顧客が増えるため、こういった部分の調整も行います。 - 士業・コンサル:
専門性や信頼性・実績をアピールし、問い合わせを増やします。士業はそれだけで一定の信頼感がありますが、反面、顧客に固定観念がついている場合も多く、それを払拭できるのもホームページです。
ホームページ制作の費用とプラン
ホームページ制作にはさまざまな費用がかかりますが、主に以下のような選択肢があります。
プラン | 費用の目安 | 特徴 |
---|---|---|
自作 | 0円~3万円 | WixやWordPressを利用すれば、費用を抑えられます。 |
テンプレート制作 | 10万円~90万円 | 低コストである程度のデザイン性を確保できますが、機能やデザインに制限があります。 |
オーダーメイド制作 | 50万円~100万円以上 | 完全カスタマイズでブランディングに最適です。 |
自作のメリット:
- 安くできる
自作のデメリット:
- とにかく時間がかかる
- 学習コストが高い
- 使いにくい/ターゲットに合っていない/デザイン性が低いホームページになる可能性が高い
例えると、自作はDIY、オーダーメイドは工務店のようなプロに依頼するイメージです。
DIYでもプロ級に上手い方もいらっしゃいますが、多くの場合は素朴な仕上がりになりがちです。
新規開業時はコストを抑えたプランを選び、事業が成長した段階で本格的なサイトへ移行するのも一つの戦略です。ただし、初期のシステム選びを誤ると、拡大時に引き継ぎができない場合がありますので、注意が必要です。
まとめ:ホームページ制作は基本的に早く行なった方が良い
新規開業や起業時にホームページを持つことは、信頼性の向上、集客、問い合わせ対応、ブランディングの面で大きなメリットがあります。SEO対策やMEO対策(商圏があるビジネスの場合)も合わせてを行うことで、地元の顧客からの認知度を高めることができます。
開業前にホームページを作るのが理想ですが、難しい場合でもできるだけ早いタイミングで準備を進めることをおすすめします。資金面の問題がある場合は、低コストの制作方法を検討し、段階的に強化していくのも一つの方法です。
ビジネスの成功のために、ぜひ早めにホームページの準備を進めましょう!