こんにちは、こんにちは。
北海道旭川でホームページ制作やMEO対策を中心にWebマーケティングを行っている、岩間創作室です。
いろいろとマーケティングの話題をこちらで紹介していますが、ホームページ制作で1番気になるのはやはりデザインではないでしょうか。 今日はそんなデザインの「どうしたらいいの?」という疑問に答えていきます。
ホームページのデザインは誰のため?
旭川に限らず、ホームページを制作する際、多くの企業や店舗が「おしゃれなデザイン」「かっこいいサイト」を目指しがちです。しかし、本当に重要なのは、訪問者(顧客)が使いやすく、目的を達成できるデザインであることです。ユーザーの視点を最優先に考えましょう。
ユーザー目線のデザインとは
では、ユーザ目線のデザインとはどんなものでしょうか?
1つはターゲットに合ったデザインにすることが挙げられます。
あなたのターゲットはどのような属性でしょうか?どのようなデザインを好みますか?普段どんな雑誌を読んで、どんな暮らしをしているでしょうか。いちど、考えてみてください。
自社のブランディングに合ったデザインを選ぶ
ホームページのデザインは、自社のブランドイメージを伝える大切な要素でもあります。 あなたの企業や商品サービスのことを知りたいと思って、ホームページにやってきたユーザー。彼らのためにも、適切な情報を伝えてあげます。
たとえば、
- 高級感のある飲食店なら、シックな色合いと洗練されたフォントを使用。
- 親しみやすいカフェなら、温かみのある色使いやイラストを活用。
- 士業(税理士・行政書士など)なら、信頼感を与える落ち着いたデザイン。
このように、自社のターゲット層や業種に合ったデザインを選ぶことで、ホームページを見た人に正しい印象を与え、問い合わせにつなげることができます。
個々の企業やサービスの色を出す
上記はある程度一般論の、業種ごとのホームページをについての話でした。同じ業種の中でも、もちろん全部がおなじわけはありませんよね。差別化をする必要がありますし、そもそも事業の特徴もそれぞれに違うわけです。
細かいデザインという非言語で伝えられるのです。
今回はホームページのお話ですが、実はホームページだけではなく、チラシや名刺など他の制作物のデザインを合わせると良い効果があります。一体感を持って1つの企業やブランドサービスのイメージを作ることができ、同時に離脱率を下げることができます。
ポップな印象のチラシのQRコードを読んでみたら、真っ黒な背景の高級感のあるサービスのホームページが出てきたらどうでしょうか?期待と違ったと思って閉じてしまったり、間違ったページを開いたと思ってページを閉じてしまうことがあるのです。
ホームページには、使いやすさを重視したデザインが重要
デザインにこだわるあまり、
- メニューがわかりにくい
- どこをクリックすればいいのか迷う
- 情報が多すぎて見づらい
といったサイトになってしまうと、訪問者はすぐに離脱してしまいます。
派手なアニメーションや凝ったデザインよりも、直感的に操作できるシンプルなデザインを心がけましょう。
使いやすいデザインのポイント
- メニュー
- 基本的には上部に配置
- 重要な情報(サービス内容、問い合わせ先など)
- トップページまたはすぐに遷移できる場所に掲載
- 目立つ色を使用
- 文字
- 適切なサイズにし、読みやすさを重視
- 本文と見出しでサイズやウエイト(太さ)に差をつける
- 色
- 色の数をブランドに合うものに絞る
- 目立たせたい場所に差し色を使う(例:紺色に対する黄色)
- スマホ対応(レスポンシブデザイン)
- メニューはスマホ時「ハンバーガーメニュー」を使用
- 縦長な画面で見やすいよう配置変更
かっこつけすぎたデザインは逆効果?
デザインと言うと、見た目をかっこよくすることだと思っていませんか?
実はそれは、デザインの役割の一部でしかないのです。
「デザインする」ことはかっこよくすることではない
私のデザイナーとしての体験談として、文章が多く読み物的な要素が強いホームページで、あえてかなりシンプルな構成としたことがあります。
これに対して「あまりデザインが入っていない」と言われたことがありますが、典型的な「デザイン」というものに対する誤解です。シンプルにした理由は、ごちゃごちゃとした装飾があると、文章が読みにくくなるためです。絵本にびっしりと文章が入っていったらどうでしょうか?絵と文章、どちらを見たら良いか分からなくなりませんか?
こういったホームページとは逆に、感性や感情に訴えかけるような 演出を行いたい場合は、尖ったデザインにすることも当然あります。
デザインというのは、ホームページの目的が叶えられるようなものにすべきです。そのため「絶対にこういうデザインにすべき」というものはありません。 文章を読みやすくしたいなら、シンプルなデザインに。子供向けに賑やかさ・元気さを出したいのであれば、カラフルな色を使うなど、目的、ターゲットに合わせて柔軟に変更を行いましょう。
余白に関する誤解
また、余白に関する誤解もしばしば遭遇します。どういうことかと言うと、デザイナーが意図して画像もテキストも入っていない空間を作ることがあるのですが、これを「空白」と認識してしまい、白いところを全部埋めようとする方がいます。
余白によって読みやすさや見やすさが生み出されると同時に、高級感といったイメージの醸成にもひと役買っています。 余白を全部埋めると新聞のようになります。あなたが新聞を作りたいのではない限り、余白は作りましょう。
ホームページ制作時は英語の表記に注意!
「スタイリッシュに見せたい!」という理由で、特にメニューの表記を英語ばかりのデザインにするケースがありますが、これは逆効果になることがあります。
ユーザーは日本人で、当然ほとんどは英語にあまりなじみがありません。そのため英語の表記は瞬間的には文字情報というよりは装飾として認識されます。直感的に理解ができなかったり、単語によってはじっくり見ても理解できない場合があるのです。
たとえば、
- 「Contact」よりも「お問い合わせ」
- 「About Us」よりも「会社概要」
- 「Service」よりも「サービス内容」
といったかたちです。
英語だけの表記ではなく、英語はあくまでも「装飾」として使用し、きちんと日本語も併記するのであれば、問題は発生しません。
旭川や北海道の地域密着型ビジネスでは、訪問者の多くが日本語ユーザーです。
おしゃれな英語表記よりも、伝わりやすさを優先した日本語表記のほうが、結果的に効果が高くなります。
なお、そもそも、ユーザを外国人対象としている場合は、サブドメイン等で別サイトを作ることが効果的です。
旭川のビジネスに適したホームページデザインとは?
地域密着でビジネスを行っている場合や観光関連のビジネスの場合は、やはり旭川らしさがわかるデザインにすると良いでしょう。
例えば地元の写真やイラストです。地元の人ならどこの場所かなんとなく察しがつく写真や、駅や大雪山など誰もが知る有名な場所、旭川から見える景色などを使用します。旭山動物園、旭川ラーメン、雪景色なども良いでしょう。
ターゲットを明確にすることも重要です。地元住民、観光客、ビジネスパートナーなど、誰に向けて情報を発信するのかを明確にしましょう。 東京都等に比べ、旭川では、ホームページデザインは先進的なものよりもスタンダードで使いやすいものが良いでしょう。 東京のユーザーは、日々大量のコンテンツを浴びるため、比較的変わった造りのホームページでも使いこなしてしまう傾向にありますが、旭川のユーザーは平均年齢が高くなりがちであったり奇抜なコンテンツを見慣れないので、スタンダードなものが好まれます。
企業概要、事業内容、代表者メッセージ、沿革、アクセス情報など、基本的な情報を分かりやすく掲載することは、旭川に限らずホームページ制作では必須のポイントです。
まとめ:旭川ではユーザーが迷わないスタンダードなホームページ制作を
旭川の企業や店舗がホームページを作る際に意識すべきデザインのポイントをまとめます。
- ターゲット層に合ったデザインにする
- 高級感、親しみやすさ、信頼感など、事業の特性に合ったデザインを選ぶ。
- シンプルで分かりやすいレイアウトを心がける
- 使いやすいメニュー(ナビゲーション)、適切な文字サイズ、見やすい配色。
- 情報を適切に配置する
- 会社概要、サービス内容、問い合わせ先などを分かりやすく整理。
- 過度な英語表記を避け、日本語で分かりやすく伝える
- 「Service」より「サービス内容」など、誰にでも伝わる表記を使う。
- スマホ対応を徹底する
- 近年はスマホからのアクセスが増加しており、レスポンシブデザインは必須です。
旭川でホームページ制作を検討する際は、「かっこよさ」だけではなく、「使いやすさ」「ターゲットに合ったデザイン」を意識することがポイントです。ブランディングに合ったデザインを選びつつも、訪問者が迷わず使えるサイトを目指しましょう。
また、旭川でホームページ制作を依頼する際は、自社のビジネスに適したデザインの提案ができる制作会社を選ぶことも重要です。デザインにこだわりすぎてユーザーの利便性を損なわないよう、バランスの取れたホームページを作りましょう。