北海道のMEO対策とインバウンド集客の方法

こんにちは。
北海道旭川でホームページ制作やMEO対策などのWebマーケティングを行っている、岩間創作室です。

近年急増する北海道のインバウンド。
呼び込みたい店舗の方もたくさんいらっしゃると思います。

今日はMEO(Map Engine Optimization)のインバウンド対策方法について解説していきます。

目次

MEO対策の基本とインバウンド

MEOとは、Googleマップ上での検索結果を最適化する施策です。

特に観光地である北海道では、インバウンド客(訪日外国人観光客)が多く、彼らが利用するGoogleマップでの上位表示が集客に直結します。

MEO対策のポイントは次のとおりです。

  • Googleビジネスプロフィールの最適化
    • 企業情報を正確に登録
      • 営業時間
      • 住所
      • 電話番号など
    • 視覚的な訴求力を高める
      • 魅力的な写真や動画を掲載
    • 口コミ管理
      • ポジティブな口コミを集める
        • 顧客にレビューを依頼
        • 丁寧に返信

MEO対策が有効な国・そうでない国

日本で一般的なGoogleマップですが、実はGoogleマップのシェアは国や地域によって異なり、その効果も対象のエリアによって異なります。

まずはご自身の店舗のターゲット層がGoogleマップを利用しているかチェックしてみましょう。

MEO対策が有効な国や地域

台湾
Googleマップが普及しています。観光地や飲食店の情報がGoogleマップ上で豊富に提供されており、口コミも活発です。

東南アジアの国々
Googleマップの利用状況は国によって異なりますが、一般的にGoogleマップは広く利用されています。

アメリカ
Googleはアメリカの企業。もちろんアメリカではGoogleマップの利用率が高く、MEO対策が有効です。

ヨーロッパ
ヨーロッパの多くの国でもGoogleマップが普及しています。

MEOが有効でない国や地域

中国
中国本土では、Googleのサービスが規制されており、Googleマップの利用ができません。そのため、MEO対策は効果を発揮しません。代わりに、百度地図や高徳地図などのローカルアプリが主流です。

韓国
国家安全保障の理由からGoogleマップの利用が制限されており、NaverマップやKakaoマップといったローカルアプリが主流です。

北海道でのインバウンド集客に向けた具体的なMEOの方法

インバウンド集客を成功させるためには、以下のポイントに注意します。

  • 多言語対応
    外国人観光客向けに多言語の情報を提供することが重要です。特に、英語や韓国語・中国語など、主要な言語での情報発信を行い、観光客が理解しやすいコンテンツを用意します。
    • 具体的な方法:
      • 初心者向け
        とにかく気にせず日本語で発信してください。というのも、Googleマップは翻訳機能がついており、日本語で発信していても、インバウンド客には自動翻訳されたものが見えるためです。
      • 中級者向け
        Googleの言語設定を対策したい言語(たとえば英語)にしてからGoogleビジネスプロフィールを設定することで、他言語設定が可能です。上記のように自動翻訳されるとはいえ、一部に自動翻訳されない機能があったり、意図しない翻訳となったりといったことがありますので、特に店舗名は手動で変更することをおすすめしています。
        ※Googleの言語設定をすると、すべてその言語に変わってしまいますので、ご自身の環境を日本語に戻せる方のみ実践してみてください。
  • 地域の魅力を伝えるコンテンツ作成
    北海道の観光名所や特産品に関する情報を発信することで、観光客の興味を引きます。例えば、北海道の美しい自然や文化的なイベント、グルメ情報について、テキストや写真で訴求を行うと良いでしょう。
  • 母国語でのクチコミのお願いをする
    あまり労力をかけることなく、他言語で半自動的にMEO対策ができるのがクチコミです。単純に他言語での検索対策になるだけでなく、来訪を検討しているインバウンドの方に自国の人が来たことがわかり、安心して訪れる材料となるなど、相乗効果が期待できます。
    • 他言語でクチコミのお願いポスターを店舗に掲載
    • インバウンド客を歓迎するメッセージを置くなど、サービスそのものの満足度を上げる工夫をする

ホームページ制作との連携

MEO対策は、ホームページと密接に関連しています。
効果的なホームページを持つことで、MEO対策の効果を最大限に引き出すことができます。

  • レスポンシブデザイン
    スマートフォンからのアクセスが増えているため、モバイルフレンドリーなデザインを採用することが重要です。toCの事業では、いまや8割がスマホからの閲覧と言われます。どのデバイスでも快適に閲覧できるようにしましょう。
  • SEO対策との連携
    MEO対策とSEO対策を連携することで、より広範な集客が可能になります。地域名や業種を含むキーワードを意識したコンテンツ作成を行い、検索エンジンでの可視性を高めます。

MEOの具体的な施策例

  • 日本らしさや北海道らしさの発信
    インバウンド客は日本や北海道でしか得られないものを求めてやってきます。物理的に存在するモノ・景色のみならず、歴史や文化もしっかりと発信します。
  • 地域イベントの情報発信
    イベントや祭りの情報を積極的に発信し、観光客を呼び込む施策を行います。
  • SNSの活用
    地元の観光名所や特産品を紹介し、フォロワーとの関係を深めます。
  • インバウンド向けの特別プラン
    外国人観光客向けに特別なサービスやプランを提供し、興味を引きます。

まとめ:MEO対策は北海道のインバウンド集客に有効

北海道でのMEO対策は、インバウンド集客にも効果を発揮します。Googleマップでの上位表示を目指し、地域の魅力を伝えるコンテンツを作成することで、観光客の集客を促進できます。

また、効果的なホームページ制作と連携することで、より多くの顧客に訴求することが可能です。

MEOで北海道をより盛り上げていけましたら、幸いです。

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