これまでMEOセミナーで聞かれた質問と回答まとめ
こんにちは、北海道旭川を拠点にMEO対策をはじめとしたマーケティング支援を行っている岩間創作室です。
これまで旭川商工会青年部やオンライン等でMEO(Googleマップを活用した集客対策)セミナーを行ったり、実際に企業様の運用代行をしてきました。
その中でよく出る質問とその回答を以下にまとめます。
MEOに取り組む方の参考になれば幸いです。
※本記事の情報は2025年8月時点のものです。今後のGoogleビジネスプロフィールのアップデートに伴い内容が変化する可能性があります。最新情報はGoogleビジネスプロフィールのガイドラインをご覧ください。
目次
オーナー確認について
MEO対策の第1歩はGoogleビジネスプロフィール(GBP)登録です。なりすまし防止のためにオーナー確認が必要ですが、近年審査が厳しくなる傾向にあります。
- 自分で登録していないのに、自分の店舗がGoogleマップにあるのはなぜ?
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Googleはホームページなどのインターネット上の情報、ユーザーからの提案をもとに自動的に店舗を掲載することがあります。
「知らないうちに勝手に登録されていた」というケースは珍しくありません。その場合も、店舗のオーナーが正式に管理権限を取得(オーナー確認)することで、正しい情報に修正したり、写真を追加したりできます。
- オーナー確認ができない(動画を撮ったのに認証されなかった)。
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オーナー確認は、動画・電話・郵送のいずれかになることがほとんどで、特に最近はオーナー確認に「動画による認証」が求められる場合がほとんどです。ただし、撮影の仕方や環境によって失敗することも少なくありません。
動画には、看板のような店外から店舗を認識できる情報や、扉やレジの鍵を開ける・バックヤードに入るといったオーナーしかできない操作を含める必要があります。
再度動画を撮影して送ったり、Googleヘルプセンターへ問い合わせを行いましょう。
なお、Googleマップは黎明期を終え、次第に審査が厳しくなる傾向にあります。「何年か前にオーナー登録ができたのに今回は同じような動画でできなかった」場合には、審査の厳格化が原因かもしれません。
- 自宅兼店舗は登録できる?
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自宅兼店舗でもGoogleビジネスプロフィールの登録は可能です。
ただし、顧客が訪れる店舗として登録するには、看板のような外から店舗と認識できるものが必要となります。
訪問のみのサービスの場合は住所非公開での登録が可能です。
口コミについて
- 口コミを書かれたくないのでコメントをOFFにするか、店舗を消したい。
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残念ながら、Googleビジネスプロフィールでは口コミ機能をOFFにすることはできません。店舗の削除はオーナー確認後に可能な場合もありますが、再度ユーザーからの提案などで作られる可能性がありますし、何よりオンライン上に店舗がない状態になってしまうため集客に大きなマイナスとなります。
口コミをOFFにできないのは、口コミも含めてGoogleが提供する「公共の情報」として扱われているためです。ただし、虚偽や誹謗中傷・明らかに店舗に訪れていないなどの内容であれば、Googleに「不適切な口コミ」として報告できる場合があります。
基本的には誠実な返信対応を行い、信頼性を高めていくことが最も効果的です。
- 悪い口コミを消したい。
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基本的には、店舗オーナーが自由に口コミを削除することはできません。
削除申請は、違法性がある・事実と異なる・スパムなどに該当する場合のみ、Googleに申請することが可能です。個人的な印象や事実に基づく口コミは削除できないため、誠実な返信などで対応すると良いでしょう。
支援をする中で、事業者様は悪い口コミを非常に気にすると感じていますが、ユーザー目線では悪い口コミが1件もない店舗はむしろ不自然です。ユーザーも一定数はクレーマー体質の方がいることは理解していますので、そこまで気にする必要はありません。
一方で対策必要となるのは、同じ内容で繰り返し悪い口コミがついた場合です。「スタッフの対応が悪い」「量が少ない」に対して、内部の教育や、顧客の期待値を過剰に上げない訴求に変更するなどが必要となります。
- 口コミを増やすにはどうしたら良いか。
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アナログな方法ですが、来店したお客様に直接依頼するのが効果的です。そのほか、店舗にQRコードやPOPを設置したり、ショップカードにQRコードを入れたりと、簡単に投稿できる導線を作るとよいでしょう。
なお、口コミを書く代わりにクーポンやプレゼント・特典を用意するようなインセンティブはGoogleのガイドライン違反となります。ガイドライン違反となった場合はペナルティを受けますのでご注意ください。
その他の質問と回答
- 地図を拡大しても店舗が出てこない。
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紙の地図と異なり、Googleマップでは検索しない限りほとんどの店舗施設は表示されません。大きな施設・主要な施設のみ、検索しない状態でも表示されます。
- 順位を上げるにはどうしたら良い?
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順位向上には下記が有効です。MEO対策はSEO対策同様、ライバルとの比較となるため、ライバルよりもこれらを充実させる必要があります。
- 情報が正確
- ホームページがある場合、マップに登録されている情報が一致していることが重要です。一致させる必要があるのは以下の「NAP」と呼ばれる情報です。
- Name:会社名/屋号/店舗名
- Address:住所
- Phone:電話番号
- 情報が充実している
- 口コミ数と評価の高さ
- キーワードの関連性
- ユーザーは検索で店舗を見つけるため、検索ワードを入れているかチェックしましょう。
- 写真や動画の活用
- 定期的な情報更新
- ビジネスプロフィールには、ブログとSNSの中間のような投稿機能が搭載されています。
- 今から始めても効果はある?
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今からでも十分に効果は期待できます。特に地方ではMEOの黎明期が終わった今でも、全く対策がされていない店舗が多くあり、比較的簡単に順位を上げられる可能性が高いです。
閲覧数だけで考えれば、公式サイトよりも多くのユーザーが閲覧するため、適切な管理と情報更新で、店舗集客や売上アップにつながります。
- インバウンド対策には何をしたら良い?
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Googleマップはユーザーが使っているスマホやパソコン等のデバイス、あるいはブラウザの言語設定に合わせ、自動翻訳がされるため、まずは日本語で対策を行います。
ただし、以下項目は自動翻訳されなかったり、翻訳が正確でない場合があります。
ある程度パソコン操作に自信がある場合は、多言語設定を行いましょう。
- ビジネスプロフィールの管理者アカウントでログインした状態で、自身のGoogleマップの言語設定を変更します(パソコンでは左側メニューの下の方にあります)。
- 英語であれば次店舗情報下部に「Suggest an edit」が表示されます。
- クリック後案内に沿って項目を変更します。
「Place name in English(required)」といった英語名称での記入を案内する入力フォームに名称を入れていきます。
岩間創作室のMEO支援
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