近年、デジタル化が進む中で、地方都市でもWebマーケティングの重要性が高まっています。
特に旭川のような地域では、Webを活用した効果的なマーケティング戦略を実施することで、競合より一歩先に進むことが可能です。
本記事では、旭川のローカルビジネスに最適なWebマーケティングの進め方について解説します。
旭川ではできていない企業も多い?! Webマーケティングの4つのフェーズ
効果的なマーケティングを行うには、顧客の購買プロセスを意識した4つのフェーズをすべて網羅する必要があります。
まずは、顧客にビジネスの存在を知ってもらうことが重要です。
旭川エリアでの認知を高めるには、以下の手法が有効です。
- MEO（Googleマップ対策）：検索結果において地域名と業種で上位表示されるように最適化。
- SNS活用：Instagramを活用して、興味を惹き親近感を持たれる投稿を行う。
認知を得た顧客が次に興味を持つように促します。
- MEOとSNS：魅力的な写真や口コミを通じて興味を喚起。
- ホームページ：詳細情報を掲載し、サービスや商品の魅力を伝えるコンテンツを整備。
この段階では、顧客が他社と比較して、自社を選ぶ理由を明確に示す必要があります。
- ホームページ：料金プランやサービス内容、成功事例、FAQなどをわかりやすく掲載。
最終的に顧客を店舗やサービス利用へ誘導します。
- MEO：アクセス情報や電話番号・営業時間を正確に記載。
- ホームページ：予約フォームや問い合わせ先を分かりやすく設置。
旭川のWebマーケティングの可能性
旭川には、Webマーケティングに注力していない企業が多いのが現状で、残念ながら東京など首都圏と比べると平均して10年も遅れをとってしまっている印象です。
しかしこのことは、競合が比較的弱いことを意味し、適切な施策を行えば少ない予算で高い効果が期待できます。特に地域密着型ビジネスにおいては、費用対効果が非常に高いと予想されます。
まずはMEO対策から
ローカルビジネスにおいて最も手軽で効果的なのがMEOです。Googleマップ上での上位表示を目指すことで、検索ユーザーを直接来店に結びつけることができます。
すでにホームページを持っている旭川の事業者が注意すべきポイント
ホームページを運営している企業でも、以下の点を確認することで、さらなる効果を引き出せます。
1. SSL化対策
サイトが「https://」で始まる「SSL化」対応をしているか確認してください。SSL未対応のサイトは検索順位が下がり、ユーザーからの信頼を失う可能性があります。
SSL化を行わないと、通信が暗号化されないため、個人情報漏洩などセキュリティ上リスクが発生します。特にお問い合わせフォームやクレジットカード等の情報入力がある場合は必須です。
また、Googleより、2018年7月からSSL化していないホームページは「保護されていない通信」や「セキュリティ保護なし」といった警告を表示すると公式発表がされています。実際にこのような表示が見られますし、最悪の場合はページが表示されなくなっています。
2. スマホ対応
現在、toCのビジネスであれば約8割のユーザーがスマホでサイトを閲覧しています。スマホ対応のデザイン（レスポンシブデザイン）を採用し、スマホで見やすいレイアウトにすることが必須です。
ホームページ制作が10年以上前の場合、スマホ未対応のケースが多くなります。いちど自分のサイトを確認してみてください。
まとめ
旭川でWebマーケティングを成功させるためには、顧客の購買プロセスに沿った施策を行い、競合よりも優れた情報提供を目指すことが重要です。まずはMEO対策やSNS活用から始め、ホームページの品質向上にも注力しましょう。
Webマーケティングは一度始めると継続的な努力が必要ですが、適切な方法で進めれば確実に成果が出ます。旭川のローカルビジネスの成長に役立てていただければ幸いです。
編集後記
ホームページのお話をすると「いつもお願いしている業者がある」との答えがしばしばあります。しかし、SSL化は2018年にはホームページ制作会社から提案があるべきです。スマホ対応も、世帯所有率が90％を超えたいま、できていて当然の施策で、こちらもホームページ制作会社から提案があって然るべきです。
上に書いたとおり、旭川のWebは10年遅れてしまっています。その背景には、ホームページ制作会社の責任も大きいと考えています。最新の技術やトレンドを取り入れず、クライアントの利益を最優先に考えていない姿勢には怒りを覚えます。地域のWebマーケティングを推進するためには、制作会社自身がもっと意識を高め、質の高いサービスを提供していく必要があります。
私もホームページを提供する側として、研鑽を怠らないようにしたいと、改めて思いました。